GeForce 256は、NVIDIAが開発したGeForceシリーズ初の製品である。
1999年8月31日発表。
開発コードネームは NV10
同社のビデオチップ製品 RIVA シリーズの後継製品で、DirectX 7に対応。
これまでCPUで行っていたT&L処理を実行する機能を備えており、こうした製品は総括して GPU (Graphics Processing Unit) と呼ばれるようになった。
当時、最大のライバルであった3dfxに対し、事実上勝利した事を印象づけた製品でもある。
3dfx Interactive(スリーディーエフエックス インタラクティブ)は、かつてアメリカ合衆国に存在していたハードウェアメーカー。
3dfxのブランドでビデオチップ及びビデオカードを製造していた。
1994年に米国のカリフォルニア州サンノゼ市で設立される。
1996年にゲーム向けの3DアクセラレータチップVoodooを発表。
抜群の高性能で一世を風靡した。
その後もVoodoo2、更に2Dの処理も可能となったVoodoo Banshee、Voodoo3などを発表し、順調に業績を伸ばした。
また、独自の高性能APIであるGlideに対応するゲームも数多く発売され、特にゲーマーの間で圧倒的な支持を得た。
しかし次第に苦戦するようになり、2000年の終わりにその主要技術と資産は7000万ドルの現金と100万株のNVIDIA社株と引き換えに同社に売却され、3Dfx社は業務停止に至った。